アンコール遺跡群ガイド |
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ロリュオスはシェムリアップから国道6号線を南東に約13km行ったところにある遺跡群である。アンコールの地に王都が築かれるまでのクメール王朝の王都であった。 790年頃にジャヤヴァルマン2世により開拓され、インドラヴァルマン1世により王都に定められ拡張された。 ロレイは893年にヤショーヴァルマン1世により、両親と母方の祖父母を祀るヒンドゥー教(シヴァ派)の寺院として建立された。 当時は周囲は貯水池があり、そこに浮かぶ小島にロレイはあった。貯水池の水は現在は涸れており、またレンガ造りでできている4基の祠堂は損壊がはなはだしい。 プリア・コーは879年にインドラヴァルマン1世が、父親であるジャヤヴァルマン2世と母親などの祖先の霊を祀るために、ヒンドゥー教の寺院として創建された。 「プリア・コー」とは「聖なる牛」という意味で、祠堂に向かって3頭の聖牛ナンディンと呼ばれる牛の像に由来している。 バコンは891年にインドラヴァルマン1世によりヒンドゥー教(シヴァ派)の寺院として建立され、ロリュオスの中心寺院の位置付けとなっていた。 寺院の中心にはカンボジアで初めてとなるピラミッド式祠堂が配置されていおり、また、東西900m・南北700mの環濠で囲まれている。現在、環濠の水は涸れ僅かな名残を残しているに過ぎない。 |
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