アンコール遺跡群ガイド








アンコール・ワット全体 「アンコール」とは王都、「ワット」とは寺院を表す言葉で、アンコール遺跡群の中でも、有数の大きさを誇る遺跡である。

 アンコール・ワットは12世紀にクメール王朝のスールヤヴァルマン2世によって、自らの王廟として建設されたものと考えられている。当時、カンボジアではヒンドゥー教と仏教が並存していたが、アンコール・ワットはヒンドゥー教の寺院としての性格も持ち合わされており、中央祠堂にはヒンドゥー教の三大神の内のひとつヴィシュヌ神が祭られていた。
 クメール王朝滅亡後、アンコール・ワットは仏教寺院に改修され中央祠堂には仏像が安置されている。


アンコール・ワット アンコール・ワットは東西1.5km南北1.3km、幅190mの環濠に囲まれており、その寺領はおおよそ東京ドームの41倍にものぼる。
 建物は、中央に祠堂を配置し、周囲には3つの回廊を持つ。第1回廊(外側の回廊)は760mにおよび、その壁には当時の様子や世界観を知ることのできる様々な図像がレリーフとして彫られている。
 また、第1回廊と第2回廊を結ぶ十字回廊とよばれる回廊がある。この十字回廊は当時の彩色が微かに残り、創建当時の様子を華やかさを垣間見ることができる。


   












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