アンコール遺跡群ガイド











アンコール・ワットの日の出 4時15分起床。5時にホテルを出発し、アンコール・ワットのサンライズ鑑賞へ行く。日が出る前は意外と涼しい。早い時間にもかかわらず、沢山のトゥクトゥクやバスがアンコール・ワットに向かって走っている。
 5時30分。アンコール・ワットに着く。参道を抜け、西塔門から第一回廊西塔門を望む場所に陣取り日の出を待つ。周囲には数多くの人が。
 暗闇な徐々に明るさを取り戻してくる。第一回廊の西塔門の右側が徐々に赤く焼けてくる。おそらくそこから太陽が顔を出すのだろう。とは言え、雲が厚い。日の出は見ることができるのだろうか...。しばらく待つが日の出は見られそうもない。少しずつ帰る人たちが...。今日は日のでは見られないのかとあきらめかけたとき、第一回廊西塔門の左側が明るくなってきて、雲の切れ間から僅かながら太陽が顔を出してきた。

 サンライズ鑑賞の後、一旦ホテルに戻り朝食を食べる。7時30分に再びホテルを出発する。今日は大回りコースの遺跡とアンコール・ワットの予定だ。

 8時にプリア・カンに着く。西側の参道より進んでいく。プリア・カンは平面展開型の寺院で中央には西の参道と東の参道とを結ぶまっすぐの通路がある。比較的大きな遺跡である。

 プリア・カンを出発し、ニャック・ポアンに行く。9時。
 ニャック・ポアンはプリア・カンから5分程度の場所にある。この遺跡は中央祠堂を囲む正方形の池と、その東西南北に小池を配しているちょっと変わった遺構である。池の水は現在は涸れており、池底に降り立つことができる。中央の池から東西南北の小池へ水を送る樋口は、人・馬・獅子・象の形をしており、その口から水がでる仕組みになっている。
 
 9時30分。ニャック・ポアンから10分弱の場所にあるタ・ソムへ行く。
 タ・ソムは平面展開型の寺院で、小ぶりな遺跡である。

プリア・カン ニャック・ポアン タ・ソム

 10時15分。タ・ソムから10分弱の場所にある東メボンへ行く。東メボンの周囲は東バライと呼ばれた貯水池があった。今は水が涸れ陸続きとなっているが、当時は湖に浮かぶ小島の様相だったと偲ばれる。
 東メボンは今までの遺跡に見られないレンガを使用している。レンガ以外にも砂岩、ラテライトも随所に使用しているのだが、レンガの赤茶けた色が寺院を支配しているようにみえる。また、レンガの部分には無数の小穴が開いており、奇異に見える。

 10時45分。東メボンから10分弱の場所にあるプレ・ループへ行く。ここも東メボン同様レンガ基調の建物である。猪顔のデバター像や死者を荼毘に付したとされる石槽などがある。


東メボン プレ・ループ

 11時20分。昼食を食べに行く。場所はスラ・スランのそばにあるレストランである。メニューはカンボジア語と英語で書かれており「Fried Beef with Onion」とビールを頼む。「Fried」と書かれていたので揚げ物と思いきや、「牛肉とたまねぎのオイスターソース炒め」みたいな味だった。でも、味は旨い。ただ、米はやはり日本のものがいい。

昼食のレストラン 昼食

 12時。いよいよアンコール・ワットへ行くことにする。アンコール・ワットはアンコール・トムより小さいが、アンコール・トムは複合施設であるのに対し、アンコール・ワットは1つの寺院であるので、単独施設としては、アンコール遺跡の中で最大級の大きさである。
 参道から西塔門南側出入り口に入る。ここに大きなヴィシュヌ像が待ち構えている。そして、参道を通って第1回廊へ向かう。途中左右に経蔵があり、北側の経蔵は日本の援助により修復されているものだとか。

アンコール・ワット アンコール・ワット アンコール・ワット内の店と遊んでいる子供たち

 第1回路の壁には戦闘シーンうあ人々の生活を描いたレリーフがあり、かなりの見ごたえがある。
 第1回廊を1周し、十字回廊へ。この十字回廊にはわずかだが彩色が残っている。そして、第2回路へ向かう。第2回廊を1周する。第3回廊は残念ながら修復工事中で立ち入ることができなかった

マンゴーかき氷14時40分。 アンコール・ワットの見学を終え、トゥクトゥクのドライバーに西バライに行ってくれと頼むと「far、far(遠い)」と拒否られる。まったく融通が利かない。おこで、シェムリアップ市内に戻り土産物屋に連れて行ってもらう。土産物屋は閑散としており、置いてあるものは民芸品がほとんどである。会社の人たちのお土産に民芸品を買ってもしょうがないので、食べ物を売っているところへ連れて行ってくれとたのむと「アンコール クッキー」と大きく日本語で書かれた店へ...。売っているものは殆どがクッキー...。ここでお土産を買い、併設している喫茶店でマンゴーかき氷を食べることにする。お土産物屋でお土産を購入した人は10%OFFとなり、4USDのマンゴーかき氷が3.6USDに。最高にうまい。

 15時。一旦ホテルに戻る。シャワーを浴びてからしばらくホテルの室内でくつろぐ。17時にホテルを出て歩いてオールドマーケット付近に行く。しばらく散策して、18時にホテル前に戻る。トゥクトゥクドライバーに夕食へ連れて行ってもらう。今日は、カンボジアの伝統舞踊である「アプサラ」を見ながら食事ができる「クーレンⅡ」へ。
 食事は洋食バイキングで味はそこそこ。値段は飲み物別で12USDである。ショーは7時30分から1時間程度。ショーが終わると閉店となり、歩いてホテルに戻る。
 途中、コンビニのような店でコーラとミネラルウォーターを買う。コーラは0.7USD、ミネラルウォーター0.3USD。遺跡で買うよりかなり安い。

アプサラ・ダンス・ショー アプサラ・ダンス・ショー

 20時50分。ホテルに戻ると再びシャワーを浴び、22時頃に就寝。

















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