アンコール遺跡群ガイド













 8月13日午前11時29分。成田エクスプレス17号が定刻どおり成田空港駅に到着した。ある程度の混雑を想像していたが、成田空港第1ターミナル北ウイングは意外と閑散としていた。
 搭乗する飛行機は大韓航空。大韓航空のチェックインカウンターはやや込んでいたが、それでもすんなりとチェックインできた。カンボジアまでの直行便がないためソウルでトランジット。成田空港で成田→仁川(ソウル)・仁川→シェムリアップの2つ航路のチェックインを済ませる。

 搭乗機はBoeing777-300。2-5-2の座席配置で私の座席は「32J」前方窓側である。海外旅行で飛行機の窓側に座ったことがなかったので、空の旅が非常に楽しみであった。
 定刻は13時55分。機材トラブルで出発が遅れ、14時18分の出発となった。搭乗率は70%ぐらいで、私の隣の席は空いていたため、快適に過ごすことができた。
 離陸すると、すぐに機内サービスがはじまる。カレーライス?、とらっきょ漬け?、フルーツ(パイナップル)、ミネラルウォーターの内容である。飲み物はビールをもらう。CAが韓国のビールはいかがですか?と聞いてきたので、それをもらう。

成田空港 成田から仁川への空路 機内食

 仁川国際空港には定刻通り16:20に到着。やはり日本と韓国は近い。退屈することなく到着する。

 空港内の案内表示は日本語も表示されていたので、難なくトランジットができた。仁川国際空港はアジアのハブ空港になりつつあるといわれている。それを裏付ける大きさの空港であった。成田国際空港も第1と第2ターミナルの2つのターミナルがあるので、あわせて考えれば、仁川国際空港より大きいと思うが、各ターミナル単体で考えると、仁川国際空港の方が大きい気がする。日本人としては、寂しい話である。


 仁川国際空港からシェムリアップ国際空港までの飛行機の定刻は17時50分。定刻通りの出発となった。
 搭乗機はBoeing737-800。3-3の座席配置で私の席は「32A」前方窓側であった。搭乗率はやはり70%ぐらいで、私の席の隣2席は空いていた。
 JALとのコードシェア便であることもあってか、機内放送は韓国語・英語・日本語の3ヶ国語で行われ、英語の弱い私はだいぶ助かった。

 離陸してまもなく機内サービスが始まる。チキンのメイン料理(名前が分からない...)と豆腐、パン、フルーツ(パイナップル)、ミネラルウォーターの内容。ディナーとしては少々量が少ない気がする。成田から仁川迄の航路でもパックされたミネラルウォーターが付いていたが、この航路でも同じくセットされていた。

仁川国際空港 仁川からシェムリアップまでの空路 機内食

仁川からシェムリアップまでの航路 機内サービスが終わると消灯され、機内は静かになる。私の席の窓は落日の反対方向になるため、シールドをあけたまま過ごす。海上の船の明かりが点在している。
 ベトナム上空に入ると、地上の明かりがちらほら見えてきたが、カンボジア上空に入ると地上の明かりはほとんど見られなくなり、暗闇に包まれた。カンボジアとベトナムの経済格差を物語っているようである。

 飛行機は徐々に高度を落とし、着陸態勢に入ったところで、激しい雨が窓を打つ。やれやれ、雨か...。最終着陸態勢に入ろうかとしたとき、飛行機は出力を上げ再び上昇をする。機内放送によると、大雨による視界不良による着陸の延期とのこと。

 15分ぐらい上空を旋回したのち、再度着陸体制をとる。飛行機は無事着陸し、その頃には、雨は小降りになっていた。

 シェムリアップ国際空港は非常に小さな空港で、ボーディング・ブリッジなどなく、タラップにて降機しバスにて到着ゲートへ。到着ゲートに入ると、左側にビザ申請カウンターがあり正面にはイミグレーションがある。案内標示などがなくても見た目で分かる程の小ささである。ビザ申請カウンターは思ったほど混んでいなかったので、事前に取得しなくても良かったかもしてない。もっとも、団体客も多そうだったので、これらの団体は事前に取得していたのであろう。
 事前にe-ビザを取得していたのでそのまま入国審査を受ける。パスポートと入出国カード、e-ビザ2枚を審査官に渡し、すんなりと手続きが終わる。

 空港を出るとタクシー等のの運転手が群がってくる。その中の1人とホテルまでを交渉する。最初は10USDと吹っかけてきたが、最終的に5USDとなる。翌日以降の予定を聞かれトゥクトゥクを使うつもりだと言うと、トゥクトゥクも持っているので、利用しないかと持ちかけられる。1日20USDと提示される。3日間使うからディスカウントしろと私がいい、1日あたり12USDと切り返す。そうすると、先方は1日あたり15USDでどうかと切り返す。もう少し値切ろうかと思ったが、先方もこれ以上は頑として引かない。翌日、別の人と交渉しようかと思ったが、持ち前の面倒なので15USDで応諾した。

 国道6号線を通ってホテルに向かう。ホテルのそばに近づくと脇道に入るのだが、そこはかなり冠水していた。シェムリアップは相当水はけが悪い。確かに、飛行機の着陸が延期されるほどの大雨だったのだろうが、水溜りの中を車で走るということは、日本ではあまり見られない光景だ。

 ホテルに着くとホテルのフロントの人が出迎えに出てき、私の名前を呼んできた。この時間帯に到着するのは私だけだったのだろうか。「フロントの人」と書いたが、日本のようなフロントではなく、ロビーに小洒落た程度のテーブルと椅子がおいてある程度のフロントで、そこで、鍵を受け取る。フロントの人はフレンドリーに話しかけてくる。ネットでこのホテルを調べたときに、確かにフレンドリーと評価されていた。

 部屋は3階で、シングルを予約していたが、ツインのシングルユースであった。比較的新しいホテルであったので、部屋も小奇麗であった。しかし、細かいところの掃除が行き届いていない。
 部屋には一通りのものがそろっていた。無論浴衣はないが、セーフティーボックスも室内に完備されている。冷蔵庫にもビールとソフトドリンクが入っている。因みに、写真は地元のアンコールビール2USD。
 テレビをつけ、チャンネルを回すとドラゴンボールが放送されていた。但し、言葉は日本語ではない。

ホテルの客室① ホテルの客室② ホテルの客室③
カンボジアでドラゴンボールを放送 アンコールビール

 少しくつろいでから、シャワーを浴びる。ただ、熱湯が出たり水が出たり...。
 シャワーをあがった後、アンコールビールを飲み0時(日本時間AM2時)に就寝。













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